2007年02月24日

トルコリラ(TRY)取引のリスク

トルコリラ(TRY)を外国為替証拠金取引FXで取引しようという方には知っておいてもらいたいことがあります。
それはトルコリラのリスクです。

2005年1月から新トルコリラに実質デノミされたことはお伝えしました。
これは旧トルコリラ(TL)の1ドルに対する為替レートの抜粋です。

1975年 15.00
1980年 89.25
1985年 574.00
1990年 2,993.00
1995年 59,322.00
2000年 642,840.00
2004年 1,511,631.00 (8月末)

1ドルが15トルコリラだったのが、30年後には150万トルコリラです。
通貨の価値が対ドルで10万分の1になってしまったわけです。

当然のごとくトルコリラは信頼を失い、トルコの人々はむしろ米ドルを歓迎しトルコリラで取引をしたがらないほどでした。
デノミ実施後、比較的安定していますが、それでも現在もインフレ率は10%近くあります。
それだけ物価上昇しているということは、理屈ではトルコリラの価値も毎年10%近く下落していることになります。

いつまたハイパーインフレになるとも限りません。
インフレのリスクには十分注意したいところです。


また、トルコリラは米ドルや欧州ユーロのような機軸通貨にくらべて市場の規模が非常に小さいです。
ですから、大量の取引が起こると為替レートの急激な変動が起こります。

しかも、キャリートレードの対象として人気があるため、ヘッジファンドや投資家の資金がかなり流入しています。
何かのきっかけでそれらの資金が手仕舞いされたら・・・急落が起こる可能性が高いのです。

2006年5月にもトルコリラは88円台から68円台へと率にして20%以上の下落をしています。
南アフリカランド(ZAR)などもこの時期激しい下落をしていますね。

このときの暴落は、新興国(エマージング)市場から大量の資金の引き上げが起こったからです。
米国のインフレ懸念による急激な利上げや先進国の金融政策引き締めが原因ですね。

特にキャリートレードの資金引き上げが盛んで、エマージング通貨は大暴落しました。
もちろんトルコリラもです。

このようにトルコリラ(TRY)には、超高金利なりのリスクが存在します。
FXトレードを行う場合は、慎重になる必要がありますね。

それでも、1日400円ものスワップポイントは魅力です。
ぜひ狙ってみたい通貨ですね。
posted by トルコリラFX at 00:44 | TrackBack(0) | トルコリラ(TRY)のリスク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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